田舎暮らし日記

北海道【8】


北海道(2023、4、23~28)




今月もGW前にまたしても北海道に行って来ました。
今回は道南桜旅を目的にレンタカーを利用しての6日間の旅行です。
いちばんの感想は今回はとにかく寒かったです。

最後の6日目はマシだったですがそれまではとにかく風が強い。
3月に行った時かなり暖かかったので油断してました。
ゴアテックスの上着は持って行ったのでその中はまあ暖かいんですが、帽子もマフラーもないからとにかく寒いんです。
そのお陰で夜は風邪ひきそうで出歩くこともなくホテルでかなり暇してました。

旅行1日目です。
今回は片道分で最後のマイレージを使い、大阪から函館に向かいました。
お昼過ぎには到着してここからはレンタカーでの旅行です。

余談ですが今回のレンタカーは自分の車と同じ日産のノートの新車でした。
使い方にほとんど違和感なくとてもラッキー。
しかしエアコンのところに見慣れぬスイッチがあるんです。
使ってみるとなんと座席のシートが暖房になってるんです。
北国仕様なんでしょうね。

トラピスチヌ修道院です。
ここで先ずその寒さに驚きます。
到着してしばらくするとみぞれが降ってました。
天気予報の体感温度3度でした。





函館は桜も満開なのですが歩いてる人も超寒そう。
皆さん春らしい服装の方がほとんどです。
私はパーカーもフードも頭にかぶりマスクもして怪しい見た目ですが、初日から風邪をひきたくないんで気にしません!(笑)。  





遠くには海が見えて青空も見えるんですが・・・。






次に向かった先は今回のメインの目的の一つである五稜郭公園。
駐車場が超混みで渋滞するようならホテルに車を置いてから来ようって思ってとりあえず行ってみたらすんなり入れました。

しかしここもめちゃくちゃ寒い(涙)。
とりあえず寒さを凌げる五稜郭タワーに行ってみたらなんともびっくり!
ものすごい人なんです。
そして並んだあげくタワーの上に上がってみたら更にすごい人。
桜の見える場所の窓際に行くのも順番待ちって感じ。

ここ五稜郭公園は今回の旅行でいちばんの人の多さでしたが、外国人、特に中国人の方がすごく多いです。
なんかコロナ禍で静かだった観光地もまた以前に戻ったって感じ。
たぶん日本は大人気の観光地なのでこれからは更に増えていくんでしょうね。
コロナ禍が終わるのはうれしいけど、静かで快適だったり時代はもう終わってしまったって感じでちょっと残念。
経済の発展のためには不謹慎な発言ですが私的には正直な感想です。

五稜郭タワーからの景色です。
ここからだと私のレンズでは全景が入らず左右を撮ってみました。
桜は左側の方が多いんです。









逆側の眺め、街の奥に見えるのが函館山です。





先ほど上った五稜郭タワーです。





タワーの上にいるときは五稜郭公園の上に雲がすっぽりかかっていましたが、その後少しずつ青空になりました。





それでも今回は寒過ぎて公園をとても散歩する気になれずに早々に退散。
初日から風邪ひいたら大変です。
当初の予定では明るい時間に函館山展望台に向かおうかと思ってたんですがこれも中止に、そのままホテルに向かいました。

早くにホテルに入ったから夜は超ひま。
とりあえす以前食べた函館の駅弁「みがき弁当」(ニシンの甘露煮と数の子が入ったお弁当です)を買いに函館駅に行ってみますがこれも売り切れ。
どうしても食べたくて翌日も行ってみたらやっぱり売り切れ、あ~これも残念でした。

旅行2日目です。
この日は風が強いながらも快晴、海沿いの道をドライブしながら松前城に向かいます。
途中海の向こうには青森県が見えて、昨年の同時期にはあちら側から北海道を眺めてたなあって思い出しました。

松前城は北海道のツアーに行った時にバスガイドさんから桜の名所として教えてもらった場所です。
それまでは名前も知らなかったし、函館ほどの混みようではなくのんびり観光できました。
また強い風もあまり当たらなくお散歩するのも快適だったです。

松前城ははちょっとした小高い場所の上ににありました。
ここが駐車場からの入り口です。
何となくいい感じですね。





看板が小さくて読めないとは思いますが、松前城は正式には福山城と言うそうです。
桜の下にはタンポポも咲いててとっても春らしいです。





ここにはいろんな種類の桜があります。
教えてもらったバスガイドさんから、だからとても長い時期桜を楽しめるのもお勧め理由なんですって聞きました。





松前城です。
思ってたより小さなお城です。









お城の側にはイスとテーブルもあり、ここでのんびり桜を楽しめます。
こんなとこは多分わりと珍しく良い感じですね。





お城の周りの散歩道です。





血脈桜(けちみゃくざくら)です。
松前城の奥のお寺の境内にあります。
ガイドブックにも載っていて、なんとも変わった名前の桜で行く前はどんなだろう?って思ってました。
すみません、またしても小さくて読めないと思いますが、看板にその名前の由来が書かれています。
松前城には南殿(なでん)って言う看板の桜が数多くあったのですが、その原木だそうです。





さてここの観光を終えて松前町でお昼ご飯って思ってたのに食べられる店が見つかりません。
入ってみたら今からツアーの貸し切りですって言われたり。
今回の旅行中はわりと昼ごはんに恵まれませんでしたね。
道の駅でホッケの焼き魚定食とか食べたいって思ってたのに、道の駅のレストランが休みとか、すでにほとんどのメニューが売り切れとか。
結果コンビニで何か買って車で食べたってお昼が3度ぐらいあったと思います。

ここで余談なんですが、北海道をレンタカーで旅したことのある人ならみんな知ってるコンビニ、セイコーマートです。
私もこのコンビニが大好きで北海道ではできるだけここを選びます。
このセイコーマートのオリジナル商品があるんですがパンとかカップヌードルとかお惣菜がとても安くておいしいんです。
コーヒーも値上げされず100円で売ってました。
北海道に行ったらぜひ利用してみて下さいね、お勧めです。

松前城からは海沿いの道を通って江差に向かうことにしました。
地図で見てもあまりなさそうだったけど、本当に何も無い。
あるのは数多くの風車です。
海沿いのこちら側は年間を通して風が強そうな感じでした。

江差のかもめ島です。
島の手前にはある鳥居と瓶子岩(へいしいわ)です。
左側に見えてるのがかもめ島です。





かもめ島はこんな感じにお散歩を楽しめるようになってますがなんせ島の上は爆風。
寒くて早々に引き上げました。





この日も寒さのため思ってたより早い函館への帰着となりそうです。
そこで思いついたのがやはりこの日の夕食です。
今回は函館駅近くの安いビジネスホテルに2泊していたんんですが、そのホテルの下にラッキーピエロって言うハンバーガー店があったんです。
函館周辺しかないみたいですが、ご当地バーガーとは言っても15店舗以上はありお店もマクドナルドぐらいに大きいのです。

私は初めて知ったんですがこの店はとにかく大人気、函館市民のソウルフードなのだそうです。
私の泊っていたホテルのお店は2階にありますが、そこにできてる行列は階段の下まで続いてるんです。
昨日は夜7時過ぎだったからしょうがないと思いましたが、この日は6時までにホテル到着。
急いでお店に行ってみるもやはり入口の外にも7~8人は並んでるんです。
店内はもちろんカウンターまで15人ぐらい?びっしりです。

そこで諦めて駅に前にも書いた駅弁を買いに行ってみるもこれも売り切れ。
こうなるとこの大人気のハンバーガーをどうしても食べてみたい!!
しかし8時過ぎても行列は減らない。
3~40分は軽く待ちそうです。
田舎在住の私はあまり並ぶことに慣れてなく諦めました。
結果この日の夕食はラーメン、美味しかったです。

そして翌日、函館の一番北にあるお店を見つけやっと食べることができました。
ここでも6~7人は待ちました。(確かAM11時頃)
食べたのは人気No2のラッキーエッグバーガーです。
ちなみに一番人気は私の苦手なチキンだったんです。
さてそこまで苦労して食べたハンバーの感想は、とにかくボリューム満点、作り立てだから美味しいです。
ハンバーガーのソースはちょっと甘いですが、食べ出すとなんだか癖になりそうな味です。
また機会があったら食べたいハンバーガーです。

写真はやっと食べれたラッキーピエロの写真です。
外も派手ですが、店内もこんな感じでファミレスみたいな感じでした。





旅行3日目です。
この日は函館を離れ北に向けて移動します。

大沼国定公園です。
ここは前回は素通りで初めて行って来ました。





湖の周りのこんな景色を見ながらウオーキングできます。
ここは風も当たらず快適でした。





「千の風になって」誕生の地のモニュメントがありました。
モニュメントの字が読めなくてすみません。
奥に見える山は駒ヶ岳だそうです。





この後昨日書いたラッキーピエロのハンバーガーを食べ、北に向かいます。
翌日は一日中雨の天気予報だったんです。
だからこの日は早めに宿のあるニセコに向かいます。

ニセコは初めて行く場所、以前羊蹄山の周りを車で通ったことがあるんですが、その時は生憎の天気。
周りの景色も何も全く見えない道を小樽に向かったのを覚えています。
だからなんとしても羊蹄山を見たかったんです。
今回は抜群のお天気に恵まれました。
長万部辺りまでは桜も咲いていて、そこからニセコに向かう道では雪の残るニセコ連峰と羊蹄山が見えてご機嫌です。

やっと見れた羊蹄山です。
上が台形みたいな形でひときわ目立ちます。





この写真を撮ったのは羊蹄姿見池ってところですがそよそよと風が・・・。
こんな感じにしか写真に撮れませんでした、残念。





この後ニセコのペンションに到着。
そこの共有のリビングみたいはところからも羊蹄山が見えるのが嬉しかったです。
とは言え到着したのは夕方5時過ぎぐらい。
こんな雪山の見える景色の中でのんびりお茶したりしてみたいものです。

旅行4日目です。
この日は天気予報通り、一日中の雨。
計画では羊蹄山周辺のウオーキングコースを楽しんだりってはずだったんですが、この日は山も見えません。
ってことでニセコのペンションを10時に出発、この日泊る定山渓の温泉ホテルに早めにチェックインするって言うほとんど観光しない日となりました。

雨でも大丈夫だった有島記念館です。
有島武郎ってなんか若い頃その作品を読んだことがあったかな?ってぐらいの記憶ですが、その生涯の記録は興味深くお勉強にもなりました。
今度何か読んでみようかなっとも思いました。





羊蹄山の周りをドライブしてるとどこからでも山が見えて素敵な風景のはずなのにとても残念。
前回と言い今回と言い、私はこことは相性があまり良くない感じです。
途中半月湖畔自然公園にも行ってみましたが、駐車場には車1台も停まっていません。

京極町のふきだし公園です。
羊蹄山の湧き水は他の場所でも目にしましたが、ここは小川みたいなすごい量の湧き水です。





すごい量の湧き水でしょ。
ここにある苔?みたいなのも何だかきれいです。





ここから水を汲んで持って帰れます。
私は雨でペットボトルを持っていくのも忘れてました。





ここのふきだし公園は道の駅に隣接しています。
でここの食堂が高評価だったのでお昼ご飯を食べようと思ってたら休業。
次の道の駅に行ってみるも今度は売り切れでピザしか食べるものがない。
この辺りはほとんど何もなく、GWからの営業の店も多いみたいです。

その後定山渓に向けて移動しますが、途中の中山峠。
今回の旅行ではこの辺りがいちばん雪が残ってる上視界が悪くちょっとドキドキのドライブでした。
地図で見るとすぐって思ってたんだけど峠を越えなきゃ札幌方面には行けないんですね。
行くまでは知らなかったんです。

無事定山渓の温泉ホテルに到着。
今回はここの朝食、いくらかけ放題に惹かれてここのホテルにしたんですが、プールみたいなお風呂と1000人以上?は泊まれそうな巨大ホテルで驚きました。

旅行5日目です。
この日は前日の雨から一変して晴天の一日となりました。

モアイ像です。
宮崎県でもこのモアイ像を見ましたが、ここ札幌にもありました。
しかもここのは像の数が多いです。
下の2枚の写真は違う場所のモアイ像です。





ところでびっくり!!
このモアイ像は真駒内滝野霊園の敷地内にあります。
霊園の中にモアイ像って?理由はよく分かりませんが・・・。

まだこちらは工事が終わってないみたいで、モアイ像の周りには工具みたいなのも置いてあります。
ここの場所でも外国人のツアーが来ててちょっとびっくり。
霊園も観光地の一つになってるんでしょうかね。
私はここを定山渓のホテルの人に教えてもらいました。





同じ霊園内にある大仏様です。
ドーム状の建物の頭の部分が空いています。





外はこんな感じで頭だけが見えてます。
この頭の見えるところの周りにある植物はラベンダーだそう、咲いてる頃はきれいそうです。






滝野霊園からはまた南に移動します。
支笏湖ポロピナイ展望台です。
奥の手すりが壊れちゃったみたいで臨時の鉄パイプの柵で見た目はちょっと残念。





そこからもう少し下って湖畔まで行けます。
ここは冬も凍らない水のきれいな湖として有名みたいです。
桟橋で釣りしてましたが、水中に泳いでる魚が見えてました。





水のきれいさが伝わるしょうか?









この後ビジターセンターのある所に移動。
ここから湖の中が見える遊覧船に乗るつもりだったんですが、この日も風のため欠航となってました。
なんか水中にある柱状節理なんかも見えるそうでちょっと残念。
ここではダイビングもやってるそうです。





この後は野鳥を観察できると言うウトナイ湖に移動。
鳥見の展望台とか遊歩道を少し歩いてみますが、湖のはるか彼方に2羽の鳥。
遠すぎて何の鳥だか分かりません。
また遊歩道ではコゲラ、私は鳥に詳しくないので知りませんでしたがこれはどこにでもいるらしい。
鳥見は時間と根気が必要ですね。

その後この日の宿泊地苫小牧に向かいました。
苫小牧で今回の旅行でやっとホッケ焼き定食を食べられました。
北海道に来たら一度は食べたい焼き魚です。

旅行6日目です。
この日は前から行きたかったサケのふるさと千歳水族館に行きました。
以前行こうとした時は冬で休館してたんで今回こそはって思ってたんです。





前に標津町でさけの水族館を見て面白かったのは9月頃。
その時はサケの遡上を見れましたが、今回はサケを放流してる様子を見れました。
水族館内には川につながる小川があり子供たちがそこで放流体験をしています。
川に離されると千歳川に向かって泳いで行きます。
水族館の中には千歳川の水中を真横から見ることができるところがあり、今は放流で旅立っていくサケの稚魚、秋には遡上してるサケを見ることができるそうです。

ここで今回の北海道旅行は終了。
この後空港に向かい、北海道で初めて食べたスープカレー専門店でお昼ご飯を食べれました。
帰りは千歳からJALで岡山空港に帰りました。

ところでここでちょっとしたトラブルが・・・。
まあ結局直ったんで良かったんですが、岡山空港行きのゲートのすぐ前のところでキャリーケースが全く動かなくなったんです。
え~~っ??って思い以前にも経験があったんで、車輪を見てみるとやっぱり。
長い刺繡糸みたいなのががっちり絡まってます。
ここに糸状のものが絡まると簡単には取れないんですよね。

しばらく引っ張っても無理で空港職員に先の尖ったもの、結局はさみしかなかったんですが、それを借りて20分ぐらい奮闘してやっと取れたから良かった。
これが取れなかったら岡山のバス停から自宅までの20分ぐらいをキャリーケースを持ち上げたまま歩いて帰らなきゃならなかったので良かったです。

何の糸だか不明ですがなんでこんな物が落ちてるのか?
また寄りにもよってそれに車輪を絡ませちゃう私はいつものごとく不運な運命の持ち主なのです?(笑)

家に帰って残りの絡まってるものを掃除してみました。
そこでまだ動く車輪部分にもたくさんの髪の毛が絡まってます。
以前車輪の一つが全く動かなくなったのはかなり長い髪の毛がぐるぐるに絡まってたんです。

今までこんなに旅行に行っててなぜこんな事態にならなかったのに最近は頻繁に?
原因は多分北のホテルには特に多かった気がする?ホテルの床が絨毯引敷きだからと思います。
以前長い髪の毛が絡まってた時にそのことに思い当たったんですが忘れてました。

絨毯敷きのお部屋や廊下はその全部に掃除機をかけるのは頻繁ではないと思われます。
だから髪の毛やほこりがすごくて、そこでバックを引っ張っているとそれが絡まって行く訳です。
今まで海外とかで絨毯が敷いてる床って全く記憶がないのでそれでこんな経験はなかったんだと思います。
今度こそ忘れないで絨毯敷きの床で荷物は必ず持ち上げて運ぶつもりです。
皆様もぜひ参考にして下さいね。

春の北海道桜旅はこれで終わりです。
ああそうそう、帰る日には桜の北上がさらに進み苫小牧や千歳でも桜が咲き始めてました。
今回も長い旅行記を読んでもらってありがとうございました。



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